Michiko Prowse (ミコリー)
大阪生まれ育ち オーストラリア在住24年目
21歳 結婚
第一子誕生
23歳 離婚
26歳子連れ再婚
双子を出産
32歳 オーストラリア移住
43歳 離婚
41歳 起業 M’s Home Service
45歳 ジョングレイ博士の本に出会い猛勉強
ライフコーチの認定資格を取得
47歳 再再婚
2014年より恋愛カウンセラーとして悩み相談を3500件以上受ける
kindle本を4冊出版
イケメンOZ夫と愛犬2匹とオーストラリアでラブラブ中
しゃけ:
現在結婚8年目の旦那様とオーストラリアでラブラブでお暮しのミコリーさん。「ラブラブ」って具体的にどんな感じか教えていただけますか?
ミコリーさん:
あはは。どんな感じって。朝起きたら「おはよう」のチューから始まって、一日に4,5回はハグやチューはしますね。週に一回は花を買ってくれるし、お互いを「ダーリン」って呼び合って「今日もかわいいね」って褒めてもらって。(笑)
しゃけ:
!聞いているだけで幸せ。旦那様がオーストラリア人だからかなあ。日本人ってなかなか、褒めるのが下手だし照れくさくてダーリンとか言えない!
ミコリーさん:
私も昔はそうでしたよ。ジョングレイ博士の本に出合うまでは。日本人男性と2回の離婚歴があります。(一度目の結婚で第一子、二度目の結婚で双子を出産)
2回目に離婚した時に、結婚生活がうまくいかないのは「もしかしたら私のせいなのかも?」って思って、猛勉強をしたんです。男も女も同じ人間である、人間同士ならわかるだろう、仲良くできないのはなぜなんだ?と思っていました。
そんなとき私の人生を変えた本に出会います。世界的夫婦カウンセリングの権威のジョングレイ博士の著書「ベストパートナーになるために」なんですが、この本には男女の思考、行動、習性は全く違う!と言うことが書かれてました。その違いを理解しなければ、夫婦がうまくいくわけがないということが書いてあったんですね。同じ人間ではあるけど、考え方や感じ方、言葉の解釈まで性別で違うんだ、と初めて気が付くわけです。
ジョングレイ博士を知ったあとで今の夫と出会ったので、ジョングレイ博士の教えを素直に実行していったんです。そうしたら、出会いから10年経った今もラブラブを継続中で、結婚をしてからも”正しい努力”をしていけばラブラブは続くことを証明していってます。ジョングレイ博士は私にとっては神みたいな存在で。セミナーに通って認定コーチになり、今はその教えをSNSやセミナーで広めています。
しゃけ:
わ。素早い行動力!そこで勉強した内容で起業したのですか?
ミコリーさん:
今は恋愛相談や起業コンサルなどもしていますが、起業したのはハウスクリーニングの会社です。当時駐在員の妻としてオーストラリアで子供三人の育児をしていましたが、離婚しよう!と決意したことから経済的に自立する必要があると思って。私、1度目の結婚が21歳の時で学校を卒業してすぐだったので、一度もちゃんとした「就職」をしたことがなかったんですよ、バイトくらいしか。離婚をするために、仕事の面接をいくつも受けたのですが、どれも不合格。オーストラリアで就職するには、職歴や英語力そしてコネがすごく必要なんです。当然、日本でもですが、オーストラリアでも働いたことがない私に働ける場所はありませんでした。そこでどこにも雇ってもらえないなら、起業しよう!と思い立ったんです。
現在、起業コンサルのときにこの話をしますが、起業には【好きX得意Xニーズ】を探ることが必要なんです!私は、職歴も学歴も英語力も特別なスキルもないけど、主婦のプロとして家事には自信がありました。家事の中でも掃除が特に大好きで得意だったんですよ。
起業をするずいぶん前に一度だけ引っ越しの後の掃除を頼んだ時「このくらいの掃除でお金がもらえるの?」と驚いたのを思い出したりもしました。
ただ、私はハウスクリーナーのことをまったく知らないし、時給やサービスの金額も知らない。「じゃ、大手の掃除会社に入ってマネージメントを学ぼう!」と思ったんですよね。ほかの会社にはまったくひっかからない私でしたが、ハウスクリーナーにはすぐに受かってね。(苦笑)オーストラリアで就職には、以前の職場の上司からの推薦状か、それが無理なら、身元保証人としてオーストラリア国籍持ちで、私を5年以上知っている人の推薦状が必要なんですよ。でも私は働いたことがないので、身元保証人として子供の小学校の校長先生とダンス教室の先生に推薦状を書いてもらって、やっと大手のハウスクリーニング会社に就職しました。
日本人の掃除の仕方って海外に比べるとかなりきめ細かいというか、オーストラリアでは驚かれるレベルのものなんですね。すぐにセレブの方々の家を担当することになり、評価は最高。100パーセントのお客さまに「またお願いします」と言ってもらえました。そして半年後、自分でクリーニングの会社を起業して、2021年の6月まで足掛け13年間やっていました。独立する時についてきてくれたお客様3名から始まったのですが、広告をまったく出す必要もなく口コミだけ、お客様からの紹介のみで仕事は増えていったんですよね。数年後にはブリスベンで「新規予約のとれないハウスクリーニング会社」に成長しました。ここまで成長できたのも、私についてきてくれたスタッフのおかげです。最大で12名。永住権持ちの日本人女性のみを雇っていました。離職率もほぼ0でね。スタッフは会社の宝ですよ。スタッフの頑張りもあって会社は本当に順調に成長していったので、離婚に一番のネックだった経済的にも問題がなくなったんで離婚に踏み切ったんですよね。
しゃけ:
海外で3児のシングルマザーが社長!しかも大成功!
ミコリーさん:
もともと育った環境が女が仕切る家庭だったんですよ。祖母がゴッドマザーという感じで家庭内の頂点に君臨していて、その下に母がいて、私です。祖父を戦争で亡くし、母は離婚していたので、働く男は家の中にいないという状態。母は商売で大成功していたので、父親がいなくても何不自由なく暮らしていけたし、私が跡継ぎになるのが当然と思われて育ちました。
そんなこともあり、小さなころから泣き言を言うのは許されなくて、親に甘える瞬間がないまま大人に。家族で遊園地に行くとかそういうことは全くなかったんですよ。休日には、はとバスに乗ってぽっくり寺に行ったり精進料理食べに行ったり、お寺まわりとか。(笑)
しゃけ:
わー。なかなか厳しいですねえ。
ミコリーさん:
親からこうしろ、ああしろ、と指示されることはあっても、共感してもらうとか一緒に遊ぶとかそういうことはなくて。最初の結婚生活では私もそれをやってしまったんですね。そして自分がこんなにがんばっているんだからわかってくれるだろう、って。ワンオペで泣き言もいえなかったです。子供に障がいがあったりして子育ての悩みもあったけれど、誰にも話すことができないで一人で抱え込んでいましたね。
しゃけ:
海外に行ってみたいという気持ちはあったんですか?
ミコリーさん:
ないですね、英語にも外国にも興味はありませんでした。日本以外の国で住むなんて考えたこともなかったです。親も私を縛り付けておきたい人ですから。外国で住むなんてことは許すはずもない!笑 そんな私がなぜオーストラリア?ですよね。移住を決める前に、夫の赴任先だったオーストラリアのダーウィンに旅行をしたんですよ。
子供三人を連れてダーウィンの町を歩いていたときに衝撃を受けたんです。すれ違う人々がみんな「わ、双子なんてラッキーね!」と言うんです。日本では「双子?大変ね」と言われ続けていたんですよ。私は結構楽しんで子育てをしていたのに、「大変ね」と言われると・・・違和感でしたね。
「大変だね」と言われ続けると、楽しいことさえ「大変なのかな?」と思ってしまうし、「ラッキーね」と言われ続ければ、幸せな気分になれるでしょう。
しゃけ:
深い!わかります。
ミコリーさん:
これは夫婦関係にも言えることで、「キミは世界一素晴らしい。僕はなんてラッキーな男なんだ」と毎日口に出して言ってもらえていたら、自然と「最高の妻」になっていくんですよね。そんなこと恥ずかしいから言えない!という男性の口をどうやって開かせるか?というのを研究してて、プンプンと怒れば気が付いてくれるだろうなんて無理で、「こう言ってくれたら嬉しい、こうしてくれたら私は幸せ、ありがとう。」なんですよ。セックスも同じです。こうしてくれたらいいな、というのを優しく素直に言ったり態度で示す、夫は妻を喜ばせることに幸せを感じるし、妻も夫の愛情を感じることができますよね。「夫は何もしてくれない!」ではなく、お願いをしてやってもらって感謝する!そうしていくことで、いい関係を築いていくことができるんです。
それから、同じ家族でも子供と夫では扱い方は違います。普通は女にとっては子供が一番になるけど、夫が一番大切な人であるべきですよね。「お父さんはすごい!」と母親が常々言っていれば、何も言わないでも子供たちは父親を尊敬するようになるし、夫婦二人で仲良くしていることはこんなに幸せなんだよ!と子供たちに見せることで、子供たちもそういう家庭を築いていく。子供は自分のものではなくて、子供たちはそれぞれのパートナーと幸せになってくれたらいいじゃないですか。
しゃけ:
納得!素晴らしいです、さすが女王様!
ミコリーさん:
家事も育児も仕事もやろうと思ったら女性一人でできてしまうんですけど、心と体が満たされていなければ、いつかは爆発しちゃうんですよね。
しゃけ:
爆発したあとの行動、早いですからねー女性は(笑)
ミコリーさん:
女性は爆破物です。取り扱い注意!って感じ。「はい、じゃあさようならー」って次へ行きますからね。(笑)
仕事中は周りの人にある程度気を遣うでしょう、それ以上に気を遣わなければいけないのが妻への一言、態度です。「おかずこれだけ?」とかっていうセリフは男性はただ確認しているだけのつもりなのに、女性は「不満があるのね?じゃあ食べるな!」ってなりますから。(笑)これは男女の考え方や感じ方の違いからくるものですが、女性も男性心理や行動を勉強するだけで、悪気がないことがわかるんですよね。でもほとんどの女性は「おかずこれだけ?」って言葉を悪意の方に取るでしょ?
そういう細かいすれ違いが溜まって離婚に向かっていくんですよね。誤訳する女性のほうも男のことを知ってれば、笑顔で「うん、これだけよ❤」って明るく言ちゃえばいいんですよ。
しゃけ:
かわいいな!(笑)これからの夢はあるんですか?
ミコリーさん:
セミリタイヤして好きなことをやってる今の生活にまったく不満はないので、継続できれば幸せですね。女性を幸せにするコンサル業をやってるので、私の失敗談が誰かの役に立って、女性がもっと幸せで活躍できる世の中になったらいいな~頑張る女性の応援をしたいと思っています。
しゃけ:
ミコリーさんに直接ご相談したい方はこちらへ→lit.link/mikori
「察してちゃん問題」「ツクシーズ問題」「セックスレス問題」「男女の友情問題」「相性(大きさ)問題」 「母子問題」「運命宿命問題」「ボケたら問題」などなど3時間にわたる音声インタビューはこちらから聴くことができます。Cure(キュア)さんによる(60分ごろ)ミコリーショートソングも収録。
ミコリーさんのこと、知っているようで知らないこと多かったです。3時間以上に及ぶ
楽しいインタビューをありがとうございました!!
素敵なインタビュー記事をありがとうございました。😄
読みながら、オーストラリア移住した当時や子育てなど、いろいろなことを思い出しました。
【置かれた場所で咲き誇れ!】
私の座右の銘です。😆