レジェンド・マイク
1984年ニューヨークに飛び、アジア・ヨーロッパ・アメリカを繋ぐ架け橋に。
「リビングレジェンド・マイク・キノシタ」とウォール街で名付けられる。
英国通信社に26年間勤務ののち独立。
経営コンサルタント・英会話講師として世界で活躍する日本人起業家を応援中。
しゃけ:
マイクは有名企業の最終面談の面接官をしていたとのことですが、一緒に働く人を選ぶうえでの最重要ポイントを教えていただけたら嬉しいです。
マイク:
まず、会社の場所と職種、外資系なのか、日本企業なのかによって細かい部分は変わるということをお伝えしたいです。
しかし、どこでも共通していて、僕が一番重要視していることは「自然体の好感度」ですね。最終面接に残っている人たちというのはもうすでにみんな甲乙つけがたいわけなので、最後にどこで見るかと聞かれたら、もうこれは「好感度」です。そしてそれが自然体かどうか?ということです。
はっきり言うと「もっとこの人と話をしたい」と思うかどうかです。もう二度と会いたくないと思う方と毎日仕事をするのは苦痛でしかないわけですから、「その人に興味がわくかどうか」とも言えます。
結局はコミュニケーション力ですね。コミュニケーション能力が長けているのは女性が多いので自然に僕の面接では合格者の8割が女性になってしまいます。
しゃけ:
ほほう。自然体な好感度。なるほど。でも、もうここまできたら面接官の好みのタイプかどうかなような気もしますが(笑)
マイク:
ダメダメ。そういうこと言っちゃだめ。まあ洋服の好みは関係あるかもしれないけどね(笑)その人がより引き立つ洋服を自分で選べているかどうか?というところは見ます。ビジネスパーソンとしては清潔感はもちろんなんですが、自分に似合う服装を選べているか?というのは自分を客観視できるかどうか、自分に自信を持っているかどうかの表れでもあると思いますね。
素敵な服なら良いということではなくて、自然に着こなせているか?ということがポイントです。ここでも「不自然ではないか」を見ていますね。容姿の美しさよりも自然体の美しさを重視します。わかった?
しゃけ:
はい。理解しました。見た目と言動が自然かどうか?と、好感度の高さが重要ポイントですね?
マイク:
僕の判断基準はそこですね。どこの大学を出ているとかそういう資料に目を通しません。僕は長年外資系企業にいたので、面接を受けに来る方は英語と日本語が両方堪能です。バイリンガルなだけではだめでバイカルチャル(日米両方の文化に精通しているかどうか)が重要です。
しゃけ:
なるほど。美しすぎて仕事に集中できなそうだからダメということもありますか?
マイク:
これがねぇ、、だからねぇ(笑)女性を選ぶ時には特にねぇ、、あります。いくら好感度が高くても女性であることを武器にお色気ムンムンで迫られた場合は、、、ビジネスパーソンとしては選びません。
かといって男らしい方がいいわけではないです。この発言は今の時代大変なことになるかな?性別に関係なく、その方の素晴らしさは存分に発揮していただきたいです。それをできる環境を整えるのは上司の仕事です。
僕はスタッフランチということで、上司と部下がランチをしながら自由に会話のできる環境作りをしました。飲み会ではないです。おいしいカレー屋さんでね。
アメリカには4月の第4水曜日に「秘書の日」というのがあるので、その日はランチとプレゼントを用意して日ごろの感謝を秘書に伝えるようにしていました。
しゃけ:
秘書の日?!初めて聞きました。
マイク:
職場でコミュニケーションを取りやすい環境を作るのは上司の最重要課題だと思いますね。自分の意見を言えずに萎縮してしまう仕事場に良い仕事は生まれません。
「良い仕事」というのは、新しいことを提案してチャレンジできる→個人個人がやりがいのある仕事をしてそれが会社のためになる→その結果、会社と自分の収入アップになる。ということでしょうか。
これができた時の気持ち良さは格別なんですよ。
しゃけ:
おお、いいですね。シャンパンで乾杯!って感じですね。
マイク:
そのとおり!良い結果が出たら本当にニューヨークの職場では、みんなでシャンパンで乾杯していましたよ。最高の瞬間です。
Legend Mike’s Professional Business Course 1:
What are the key points in the final interview of a foreign-affiliated company?
Legend Mike
In 1984, he flew to New York and he worked Globally. Especially in Asia, Europe and U.S.A.
Nicknamed “Living Legend Mike Kinoshita” on Wall Street.
He worked for the British News Agency for 26 years.
And now as a management consultant and English conversation instructor, he supports Japanese entrepreneurs who are active glovally.
Shake Saki:
Could you tell us the most important points for the final interview of the company?
Legend Mike:
First of all, I would like to tell you that the details vary depending on the location and industry of the company, whether it is a foreign-affiliated company or a Japanese company.
However, what is common everywhere and that I place the most importance on is “likability”. The people who remain in the final interview are already have basic bissines skils, so if you ask me where I would look at it at the end, I would say “likability of the person”.
Frankly Speaking, it’s whether you want to talk to candidate more or not.
So you can say “whether or not you are interested in candidate.”
After all, it’s communication skills. Many women have good communication skills, so naturally 80% of the successful applicants in my interviews are women.
Shake Saki:
I see. Is first impression important?
Legend Mike:
Yes. I think natural makeup is suitable in the office.
I don’t pay much attention to parsonal history.
I worked for a foreign-affiliated company for many years, so the candidates are fluent in both English and Japanese. It’s not enough to be bilingual, it’s important to be bicultural.
Shake Saki:
If female applicants are extremely beautiful, does that give you negative impressions?
Legend Mike:
No. I don’t think so. But no matter how likable she is, if she pressed with sex appeal as a woman…I do not choose as a business person.
In the United States, “Secretary’s Day” is held on the fourth Wednesday of April, so on that day, I used to invite my secretary to a descent Italian restaurant and give her a nice present. i.e. hand bag or, famous brand scarf.
Then I had a lunch meeting with my colleagues regularly. I created an atmosphere where you can relax and express your opinions freely.
Communication is a top priority for companies.
I am very happy when the great ideas of our employees lead to business results.
Shake Saki:
Oh, that’s good. Toast with champagne!
Legend Mike:
That’s right! When we got good results, we would all toast with champagne at work in New York. It’s the most rewarding moment.
Mike Kinoshitaインタビュー記事Vol.1はこちら
こんにちは!マイクさんのニューヨーク時代、一度でいいから会って見たかったですよね。会ってアドバイスしてもらえたら最高ですね。