山口 純子(Junko Yamaguchi)
東京出身・在住
解読カイロプラクティック院長・「骨読術」開発者・著者
少女時代 読書好きのおとなしい子 優しい家族に囲まれて育つ
「スポーツ選手と結婚したい!」という気持ちから「あん摩マッサージ」に興味を持つ
カイロプラクティックに出合う
カイロプラクターとして開業
体の痛みは感情と関係があると感じ、「ストレスで、あなたの骨はゆがんでいます」(ダイアモンド社)を出版
30年間で5万症例を分析し、「骨読術」を開発
クラブハウス内で生理痛を発生させるコミュニケーションの型について話した時に、産婦人科の松本貴医師の目に留まり、「学術論文発表」を勧められる
日本の産婦人科手術を牽引するトップの医師達7名が論文のサポートチームに加わる
現在論文を執筆中 2022年8月に日本女性心身医学会にて発表予定
書籍出版準備中
「骨読術」AI化準備中
しゃけ:
クラブハウス内で純子先生のお話を聞くだけで、生理痛のなくなる女性が続出!!ズバリ、どんなお話なのか聞かせていただけますか?
純子さん:
これは、結論だけ言ってしまうととても簡単です。生理痛の起こる原因は、ズバリ、コミュニケーションの特定の型です。
1・相手が考える必要がある工夫を、あなたが代わりに考える
どういうことかというと、要領の悪い人の行動を見て、「あの人、もっとこうしたらいいのに」と思ってしまうことです。
2・その相手の性別は女性
この1と2が揃うと、次の生理の時に痛みが発生します。
1つ目の条件の、「代わりに考える」というのがくせ者で、相手にアドバイスをしてももちろん生理痛になりますが、アドバイスをしないで勝手に心の中で考えただけでも痛みが発生します。
その対策として、他の女性の行動を見なければ生理痛は起こりにくくなります。他の女性のSNSを見ないようにするのも効果的です。また、「もっとああすればいいのに」と考えそうになったら、「考えない!考えない!」と思考を強引に止めるのも有効です。
でも、要領の悪い女性と同じ職場だったり親や姉妹だったりすると、その相手を見ないようにする作戦はなかなかつかえません。また、「考えない!考えない!」と、思考を強引に中止することも、頻度が多いと実行しきれないこともでてきます。そういう場合は、秘儀、相手に感情の単語を現在形で言わせる作戦が有効です。
相手が感情の単語を現在形で言うと、あら不思議、あなたが相手に対して見守るモードとなり、代わりに対策を考えなくなるのです。例えば娘さんがテストを持って帰ってあなたに見せます。娘さんが感情を現在形で言った場合はこうなります。「くやしいー!今回は70点で順位が下がっちゃった!」
娘さんが感情を言わない場合はこうなります。「今回は70点で順位が下がっちゃった」と言ったとしましょう。すると、あなたはついついどこが問題だったか分析して、次はどういうふうに対策をとればいいのか考えそうになるのが分かりますか?このまま無防備に考えてしまったらあなたに生理痛が発生します。
娘さんが感情を言わない場合の対策は、「あら残念。今どんな気持ち?」と聞いてあげましょう。娘さんは「くやしい」などの本音の感情を言ったらOKです。そのコミュニケーションができれば、次の生理の時にあなたのお腹は痛くならないはずです。
ちなみに「くやしい」という感情を言わせる時、必ず「現在形で言わせる」ことがポイントです。「くやしかった」という過去形ではだめなんです。
現在形の感情のことばは、責任感と密接に関係しています。相手に感情のことばを言わせるように誘導しないと、「失敗の責任を本人のところからあなたが取り上げる」というコミュニケーションになってしまいます。それが、生理痛が発生するコミュニケーションの型です。
片頭痛でお悩みの方も同じですね。本当の責任者からあなたが問題を取り上げてしまい、「こうすればいいんじゃないか」とあなたが考えてしまうことは間違っているんだ、と体が考えることを妨害するサインを出すのです。
「くやしい」とテストを受けた本人が言えば、きっとこの子はそのくやしさをバネに自分なりに対策をかんがえるだろうと、見守るモードになるので、あなたは子どもから問題を取り上げて自分が解こうとする現象が起きにくいのです。
しゃけ:
男性のSNSを見たり、夫のことを「こうしたらいいのに」と思うのはどうなんでしょうか?
純子さん:
「こうしたらいいのに」と思う相手が男性の場合は左側の片頭痛、女性の場合は右側の片頭痛になります。私はオーラが見えるとか、パワーを使ってとか、そういう施術師ではないので、とにかくたくさんの人に痛い場所を教えてもらい、それがどんな感情と結びつくのかを一つ一つ調査していっただけなんです。慢性的な体の痛みがなくなる瞬間にどんなことが起きたのか?ということを聞いていくと共通点が浮かび上がってきたのです。
しゃけ:
なるほど。カイロプラクターというと、ポキポキと骨の音を鳴らして直す方というイメージですが、純子先生は違うのですか?
純子さん:
最初はそうでしたし、私はそっちも得意なので大好きです。でも、数週間で「またお願いします」となってしまうんですよね。根本的に治すことはできないのかな?という疑問がずっとありました。
10年間の修行の末、独立開業した時私が施術するとみなさん笑顔で帰っていきました。そして「またお願いします」とリピーターになる方がほとんどで、クリニックとしては非常に繁盛していたんです。
でも、繁盛しているということは「完治しない」からまた来てくれるわけですよね。そしてたくさんの患者様を見ているうちに痛みと感情の共通点と、突然治る人の共通点が見えてきたわけです。
生理痛の痛みを抱える人の共通したコミュニケーションの型を伝え、その型を崩す作戦を練ります。それで痛みがなくなればそれが成功。次の月にまた同じように生理痛があり、リピーターになってしまったら失敗というわけです。今のところ96.8%の方が成功しています。
しゃけ:
ということは・・・治ったらもう来ないのであれば、クリニックの経営は?
純子さん:
今は厳しいですよ(笑)今はリピーターの方がほとんどいないからです。他のところが痛くなったから来ましたという方はいらっしゃいますけど。9割強の成功率を見て、これは成功したんじゃないかな?これを証明するためにはたくさんの方にやってみていただくしかない、と思い、クラブハウス内でこの施術方法を話してみました。
しゃけ:
「痛いところがあります」という人の話を喜んで聞いてくれますから、今では「骨読術の純子先生」と呼ばれていますね。
純子さん:
痛みだけではなく、しみ、にきび、吹き出物の原因もわかっています。間違ったコミュニケーションをとると体が痛みや湿疹として反応する、というのが骨読術の基本的な考え方です。
ある日、クラブハウスで素晴らしい出会いがありました。産婦人科のお医者様が生理痛がなくなる話に興味を持ってくださり、私のクリニックで施術を受けてくださりました。そしてこの「骨読術」は勉強すれば誰にでもマスターできる「学問」である、と理解していただけました。でも薬も出さないし時間のかかる施術なので、ご自分の産婦人科ではできないものだとおっしゃっていました。
「骨読術」は医学界の大発見なのだから論文にして学会で発表したほうがいい!と言ってくださって、手伝ってくれています。もう嬉しくて嬉しくて!私の発見は私のクリニックの中だけで終わってしまいそうだったのを、世の中に出しましょう!と言っていただけました。
しゃけ:
では今論文を書いているところなんですか?
純子さん:
そうです。もう楽しすぎて毎日ワクワクが止まりません。2022年の8月末には日本女性心身医学会で発表する予定です。そのあとに本を出版する予定です。この本を女性の皆さんに読んでいただいて、書いてあることを実行していただけたら、本当にこの世から生理痛がなくなると思っています!
しゃけ:
今回は生理痛ということですが、純子先生は体中どこでも、あらゆる痛みや湿疹の相談にも答えていらっしゃいますよね。
純子さん:
はい。クリニックに来ていただけたら一番嬉しいです。どこが痛いのかを診させていただいて、その痛みを解読し、それがコミュニケーションの問題ならピンポイントの対策を見つけ出します。解読によって体の痛みや湿疹がその場で消えていくのを実感していただきたいですね。ご予約お待ちしております。
また、「反射点セルフ診断」と「足上げテスト」というものを使ってオンライン施術もできます。
「骨読術」オンライン講座も開講しています。「骨読術」とは、私以外まだ誰もやっていない施術方法ですが学びさえすれば誰にでもできることなので、どんどん広めていっていただきたいです。
また、「うらみ」の感情についての研究も50名の方を対象に10年続けています。「人を恨んじゃいけないよ」と言われて育てられた女性との運命的な出会いがありました。彼女は25歳の若さでがんで亡くなってしまったのですが、そこから私の研究が始まりました。いつか発表できる日が来るかもしれません。
「うらみやねたみの感情を持ってはいけない」と思ったことはありませんか?こういう感情を持っている自分が嫌になることはありませんか?
人のことをうらんだり、ねたんだりすることは「いつか見返してやる」という大きな力に変えることができます。その人をより輝かせるために必要な感情なんです。これらの感情を「負の感情だから持ってはいけない」と封じ込むと、実は体にとってとても危険であることを知っていただきたいです。
私の集めているのは単なる病気のデータではなく、お一人お一人の人生であり、その人が生きた証です。みなさんの生きた証を集めて、私が解読した結果が次の世代で役に立っているというのを夢みながら、論文発表と出版に向けて準備しています。将来的にはAI化したいと考えています。
しゃけ:
AI化も?!本の出版が決まったらまたインタビューさせていただきたいです。ご活躍、楽しみにしています。
山口純子先生×しゃけの音声インタビューはこちらから聞くことができます。