西 正浩(にし まさひろ)MOON☾︎ Instagram
大阪府出身 南紀熊野在住
DJ・ウクレレ奏者・元パン職人・クロスロード「知識で遊ぶ」のファン第1号
イギリス・マンチェスター・グラスゴー他(地方都市)のインディーズ自主制作音楽に魅了され、レコードを収集
クラブ創生期にDJとして活躍
阿木譲編集ロックマガジン誌に記事を書く
当時パン屋を経営 好きな音楽をかけながらパンをこねて焼く
ウクレレを片手にクラブハウスへ ピクニッククラブモデレーター
クロスロード「知識で遊ぶ」ファン第1号
しゃけ:
西さん(クラブハウスではMOON☾︎さん)、いつもインタビュー記事を読んでいただいてありがとうございます。
西さん:
しゃけさんのインタビューは切り込み方が面白いです。音声インタビューは音楽を聴いているような感覚で心地よく聴けるし。音楽の感性をお持ちなんだなって、思いますよ。
内容もどんでん返しがあってみんなを巻き込んでいくのが上手ですね。いつもアンテナ鋭いな、と思うし、SNSと脳を使って楽しく遊んでいる臨場感もあります。
すべてのインタビューを聞くと「知識で遊ぶ」の独特な世界観が出来上がってきているのを感じますね。
クラブハウスって小さな村のひそひそ話みたいなものなんですが、それを文字にして記事にしたらこんなことになるんだ!という驚きもあり、毎回楽しみにしています。
しゃけ:
わ!最上級に褒めていただいて!嬉しいです!ありがとうございます!西さんはクラブハウスのウクレレの部屋によくいらっしゃいますね。
西さん:
はい。ウクレレでつながるネットワークが今クラブハウスで広がっていますね。ウクレレは買ったその日から弾ける楽器で、鼻歌を歌えたら曲ができちゃうんです。
初心者と本格的に音楽活動しているミュージシャンが対等にオープンマイクで笑いあえたり共感できる空間がクラブハウスにあります。
才能や経歴の垣根を簡単に超えられる不思議な楽器だし、ウクレレの音色は天国の世界、楽園やパラダイスの伴奏なので、楽しい仲間が集まりやすいんだと思います。
しゃけ:
西さんは昔DJをされていたということで、「音楽で盛り上がる空間」がお好きなんですか?
西さん:
80年代はDJをしていました。港の倉庫などを改造したクラブがあちこちでオープンしていた時代です。「虹のまつり」とか「セカンドサマーオブラブ」なんていう言葉があって、世界中から最新の音楽(アシッドハウス・テクノ・エレクトロニクス)がクラブに集まって毎週末お祭りのような状態でした。
普段がんじがらめにされているものから音楽で解放されるトランスというのかな、世界中で大流行していましたね。僕は横揺れビート、スローなものが好きでしたけど。
本業はパン屋です。自分の店を持ったので、朝から好きな音楽をかけながらパンをこねて焼いて。朝食はほかほかのメロンパンに手作りヨーグルトを添えて。自由気ままにやっていました。
僕の音楽体験の師、阿木譲さんのクラブ(マセマティックモダン)のオープニングパーティーでパンを焼いて配ったりして楽しかったですね。
しゃけ:
西さんの書いた記事を読ませていただきました。音楽のことだけでなくブレードランナーとかのお話、面白かったです。
西さん:
大阪のインディーズユニットにP.B.C.(パーフェクト・ボディ・コントロール)という近未来のレプリカントアイドルユニットがいたんです。音楽雑誌ロックマガジンの編集長阿木譲さんに懇意にして頂いていてP.B.C.の紹介文を書きました。
しゃけさんがAIにインタビューしたらどうなるのかな、なんて思いましたね(笑)
しゃけ:
AIにインタビューする日も近いかも?(笑)昨日の夜、能の森澤さんと「わびさび」の話になったのですが、わびさびとはシンプルさということではなくて侘しさと寂しさのことなのだそうですね。AIはわびさびって理解できるのかなあ。
西さん:
Siriに聞いてみましょうか(笑)侘しさ、寂しさ、そうですね。僕も大切なものをなくした喪失感から心の病になった経験があります。心身制御不能で薬漬けになりかけて瀕死でした。幻覚や幻聴もひどかったのですが、薬で逆に心の自由や社会的自由を抑圧されてしまいました。心の病に効くのは「愛」かなあ。幸運なことに素晴らしい先生に出会えて、薬を減らしてもらえて助かりました。
その時期も音楽だけは忘れられなかったので、今思えば音楽や芸術、本が心の支えになっていたかもしれないです。生物行動学者のライアル・ワトソンの「生命潮流 – 来るべきものの予感」に101匹目の猿という話があるんですが、それは「ある行動、ある考え方が、ある一定数を越えると、接触のない同類の仲間にもその行動や考えが起こる」というものです。クラブハウスでいい時間を過ごした記憶を舐めると甘い味がしませんか。
しゃけ:
わ。記憶を舐める?
西さん:
未知の記憶を舐めるというのかな。人と人がつながって、広がっていくことは神様がくれる幸せという名のプレゼントのような気がします。あと、甘い幸せといえば、夢ですね。寝ているときに見る夢です。インディーズ映画を作ることになってたくさんの人に囲まれてわいわいやっている夢を見ました。
しゃけ:
歌詞のような、詩のような・・素敵ですね。「未知の記憶を舐める」なるほど。芸術家の方はオーラとか神とか?不思議なものが見えてしまう方多いですね。
西さん:
「芸術家は炭鉱のカナリヤである」っていう話を最近クラブハウスのどこかで聞きました。炭鉱で変なガスが出てきたら逃げなければならないので、先頭にカナリヤを連れて行ってカナリヤが鳴くのをやめたらみんなが逃げるんです。
最先端を行く芸術家(カナリヤ)が鳴くのをやめないように、芸術家を応援する基金を集める活動をされている方のお話でした。
人間特有の侘しさと寂しさの中から芸術が生まれるとしたら、アーティストには試練がつきものということでしょうか。AIには無理な世界かなあ。
クラブハウスではピクニッククラブでモデレーターをしています。クラブハウスには素晴らしい音楽家の方がたくさんいるので、みなさんにも是非知っていただきたいです。
MOON☾︎が注目してるクラハアーティストを3名紹介させてください!
【牡丹さん】Iit.link
オリジナル作品を俳句の様にうた心いっぱいに創り始められていて一曲目さくらばなを歌う方増殖中!
【Hiroさん】Instagram
オーストラリアシドニー在住のウクレレロッカー オールマイティなそのうた心で世界中に連れて行ってもらえます!
【今井愛彦さん】Instagram
ウイットに富んだセンス かっくいー演奏 破天荒な笑いを届けてくれる場面に遭遇できたらハマってしまう今井ワールド!
しゃけ:
ご紹介ありがとうございます。ウクレレ、流行りそうですね。これからも最新音楽情報待っています!
MOON☾︎さん×しゃけの音声インタビューはこちらから (MOON☾︎さんのウクレレも4曲聴くことができます。)
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