中野有紀子(なかのゆきこ)ホームページ lit.link youtube
世田谷区 出身 江東区在住
著者、メルカリの達人、kindle出版サポーター、ライフオーガナイザー一級、ジェルネイル検定上級
【趣味・略歴】
モダンバレエ6年・バレーボール10年・ソフトテニス10年・硬式テニス5年・トライアスロン3回・フルマラソン10回
都立青山高校・早稲田大学商学部 卒業
ソニー生命・カーブスジャパン本部 勤務ののち
32歳 Evergirl 設立(ネイルサロン・お片づけ他)
3人の子育て中
【メディア】
テレビ(名古屋CBCガンバレルーヤさん、坂上さんと出演)他NHK・TBSに出演
ラジオ(文化放送ななきゅう フリマアプリの解説 高橋みなみさんと対談)
雑誌監修出演(宝島社発送らくらくセットムック)など多数
「忙しい人のためのさくさく売れるメルカリ術」(インプレス)出版
「kindle本を出すにあたり大事なこと50」などkindle本19冊出版、サポート本は数十冊
日経新聞(2022年4月6日夕刊掲載)
オンデマンド講座(韓国発のお教室サイト)「CLASS101」でコンテンツを製作中
しゃけ:
1歳の末っ子ちゃんがいながら毎日クラブハウスをされて、本を書いて、上のお子さんの入学式!ジム行ってけん玉やって。日経新聞に記事が掲載されて!さすが、ライフオーガナイザー一級の有紀子さん!時間の使い方が上手ですね。
有紀子さん:
4月はClass101の需要調査活動から始まりました。ご協力ありがとうございました。皆さんのおかげで、今はそちらの(オンデマンド講座)コンテンツ作りに入りましたよ。
昔からあれもやりたいこれもやりたいって、人の倍は活動したいって思っちゃうんですよね。
オンデマンド講座だと生みの苦しみはありますが、その後は時間にゆとりがありつつ、多くの方にスキルや考え方をお伝えできるので楽しみです。つい忙しくしてしまう私にぴったりです。
部活動も一つだけじゃもったいない気がしていました。下級生だからボールを拾うっていうのは「私ではなくてもできること」。私は同時に演劇クラブにも入っていたので、全く違う体験をしながら、バレーボールやテニスや陸上でも結果を出す、みたいな。勉強も学校で4位くらいになってから競技みたいに面白くなり、楽しみながらできました。マラソンだけじゃ飽き足らず、トライアスロンも(笑)
しゃけ:
同時にたくさんのことができてしまうのですね。無駄な時間を過ごすのが苦手ですか?
有紀子さん:
すべての時間を無駄にしたくない、っていう思いが強いのかな。育児やプライベートの体験もすべて記事にしてブログやインスタでアップしています。過去の記事を読んで自分で振り返ることができるし、読者の方に影響の輪を広げることもできるので、もう一度やりたいとは思わない出来事もすべて無駄ではないですね。
しゃけ:
おお。3人のお子様の子育てをしながら離婚と再婚、再再婚を経験!その中でアウトプットをしながら前に進んできたのですね。
有紀子さん:
シングルマザーからの再婚活の経験を差しさわりない形でアウトプットしました。(ペンネームでブログ執筆、加筆してKindle本として出版)
離婚や再婚活の情報が不足している気がして、もっと情報があった方がいいのかなと。経験した自分にしか伝えられないことがあると思ったので。
他に誰かがいい内容をアウトプットしていたら、たぶんしていません。自分が誰に聞いたらいいのか分からなくて困ったことや、失敗して乗り越えたこと、周りの人から教えてもらって知ってよかったことを共有することに価値があると思っているんです。
争いごとは嫌いなので、似た誰かいたらやる気をなくします(笑)常に「これなら勝てそう」「ここなら求められそう」というブルーオーシャンを狙っているかも。
しゃけ:
だから「誰もまだやっていないけど世の中で必要とされていることは何か?」っていつもリサーチしているんですね?
有紀子さん:
SNSはマーケティングやリサーチ、人脈作りに欠かせないツールになっていますね。あと、複数のものを同時にやっておくと何か一つがダメになった時、他で取り戻せるんですよ。
出産とコロナ禍でネイルサロンはお客さんが減ってしまいました。でも、同時にkindle本の出版サポートを始めていました。こちらは対面することなくできるお仕事なので、ここ数年で声をかけていただけることが多くなりましたね。
人生100年時代になっていますから、「大学で学んだ知識」「会社で先輩から習ったこと」だけでは通用しないんですよね。たくさん暗記できるかよりも「時代の変化に柔軟に対応できるか」「それは人がやっていないことか」を見極めることが重要で、時代に合わせて変化できる人やサービスが残っていくのではないかな。子どもたちにもそういう風に教えています。
しゃけ:
趣味も兼ねたSNSやブログが仕事につながれば最強ですよね。私が趣味で折った折り紙って売れると思いますか?
有紀子さん:
うんうん。売れると思います。「しゃけさんが折った折り紙」を買いたいと思ってもらえれば「商品」になりますからね。しゃけさん自身がブランドになることと、見せ方(写真やタイトル、コンセプト)を工夫すれば売れると思いますよ。あと大切なのはニーズ。これは出版でも同じです。
実は婚活も同じでした。婚活でいう商品は「人」なので、自分の外側も中身も磨いておかないと売れないというシビアな世界です。
クオリティーが高ければ売れるだろうと思ったら大間違いで、いくらクオリティーが高くても、値段が見合っていなかったり、相手から見たニーズがなければ売れないんだから、リサーチしてマーケティングもしなきゃだめですね。
しゃけ:
なるほど!有紀子さんは失敗しないんですか?
有紀子さん:
失敗?してます!特に社会に出てからは。2度の離婚もそうです。だいたい、事業名を「Evergirl」としたのは、ずっときらめく女子でいたいという気持ちを忘れちゃいけないという自戒です(笑)
独立したばかりのとき、仕事やSNSに集中しすぎていたころですかね、気が付いたらパジャマのままノーメイクでイライラして、家族から見たら魅力がなくなっていたんだと思います。そういうことが離婚につながったりもするので要注意です。今も集中しすぎると睡眠を忘れたり、女性だってことを忘れてしまいがちに。
家の中も自分も綺麗で、家庭が幸せでお金も稼げるっていうのはたぶん誰にとっても理想ですよね。事業主だとか妻とか母とかという役割が増えて今は大変ですが、どれも完ぺきにできていなくてもいいんです。ただ、できるように心がけることはしようって思っています。
私もまだ試行錯誤中ですが、『7つの習慣』という自己啓発本に書いてあることを実践するようになってから、うまくできるようになったかもしれません。20代のときにこの本に出会ってから意識していることは、主体的である(自分軸を崩さない)、相手を理解すれば自分も理解してもらえる、最重要事項を優先する、win-winの関係を作る、シナジーを創り出す、刃は研いでおく、ということなどです。
独立したことでやらされ仕事ではなく、自分で時間も仕事も優先順位も選べるようになったのは第一の習慣「主体的である」を実践できているので、幸せなことです。
全てできなくてはならないという完ぺき主義は捨てました。例えば、子供の面倒を見るのは夫もできますよね。でも私の体力や知力を維持するための筋トレや読書は私しかできないですから!ある人は「子育て中にママがジムに行くなんて」とか「赤ちゃんがいるのにママがネイルするなんて」、「カフェで読書していいわね」って思うかもしれないですが、私は「自分にしかできない重要なこと」を最優先にするべきだと思っているので、子供を預けてジムに行くし、ネイルもいつもしています。
しゃけ:
かっこいいなー。それは素晴らしいと思います。だって、ママがやりたいことをやって幸せでいることは、子どもがしっかり見ているから家族の幸せに最重要ポイント!そしてその結果は社会の幸せにもつながりますから。
有紀子さん:
うんうん。今回日経新聞に記事が掲載されたことも、何が嬉しいかって、100万人の方に私の考えを伝えることができて、それを読んだ人が何かしらの行動を起こして良いことが起きれば・・・社会を少し良い方向に動かせたかもしれないということになるんですよね。こういったご縁をいただけたのは、自分にしかできないことをやり続けて発信し続けている結果だと思っています。
最優先事項を明確にすることは、他の人に仕事を分けられるというメリットもあります。私にも得意でない分野はありますから。そこそこ器用でも、私はヨガの先生や婚活コーチには絶対なれないと思うので、ヨガをしたいなぁという人がいれば、いい先生や教室を教えますし、婚活コーチにも適した人を紹介することができます。
なんでも一人で抱えこまずに、みんなでやるとみんなが良い結果を得られるだけでなく、私もよい刺激を受けることができます。社会のみんなが一人一人の強みを活かして今自分ができることに集中すると、活動内容は違ったとしても同じ方向を向く仲間ができていくんです。そうやってつながった大切なみなさんとこれからも一緒に生きていきたいと思っています。
どうやら私の強みは、片づけ下手からの試行錯誤の結果のフリマアプリの達人であったり、欲張りな人生から無駄を削ぎ落し、重要なことを選び取る考え方、そしてそれを発信することみたいなので、その点で社会のお役に立っていきたいです。